今日のことば-16「I want to pay it forward」

シリアの映画監督「恩返しをしたい」

  • Glad to be helping: 役に立ててうれしい
  • Refugee Syrian film-maker turns London hospital cleaner:シリア難民の映画監督、ロンドンで医療清掃員に。
ロイター通信UK ムービーリンク↑

シリアで戦争がはじまり、そこで暮らせなくなったハッサン・アッサドは、自分の体験をドキュメンタリー映画にまとめました。その映画がイギリスのアカデミー賞を受賞したことで晴れて映画監督になったのですが、いま彼は映画の現場ではなく、イギリスの病院の清掃員として働いています。

「私を受け入れてくれたこの街に、恩返しがしたかった」

 彼はシリアから逃れるため、トルコから乗ったボートが沈没。命がけで記録したドキュメンタリー映画がアカデミー賞受賞とつながりましたが、今は映画からはなれて、病院でのきびしい現実に向き合っています。

感染したら家族のだれも会いに来れない。ひとりで戦うしかない患者さんをそばで見るのは本当につらい。ただ、このパンデミックで清掃員の仕事がどれだけ大変なのかもわかったし、今は自分に与えられた仕事を一生懸命やって、またいつか映画を作りたいとインタビューで話しています。

いま自分にできることは何かを考えて、工夫してやってみる。これは年齢も非常事態も関係なく、生きていく上で欠かせないアイデアです。